2013年4月22日月曜日

空白

わたしは昨日で弓道部を辞めた。
この気持ちが後悔なのかどうか。
弓が引けなくなる事自体にあまり未練はない、と、思う。
ただ、今まで当たり前に会えてた人達に会えなくなるのがこんなにもしんどい事とは思わなかった。
部活が嫌な時も弓道場に行ってたのは誰かに必ず会えたから。
辞める事を話した人は両手で足りるほどの数。
辞めてほしくないけど自分で決めた事なら、って皆言ってくれたけど、ただ一人引き留めてくれた人がいる。
正直揺らいだけど、一度決めた事だから貫いた。
いなくなったらかなしい、さみしいって言って貰えて嬉しかった。

なんかものすごくからっぽ。

結局弱かっただけかな。
甘えなのかな。
何時か報われるって信じ続けられてたら、こんな思いをする事も誰かにさせる事もなかっただろう。
最後だからなるべくあの人の隣にいた。
煙草と洗剤の匂いが何時もしていた。

2013年4月8日月曜日

溜息

入学式があって、春休みが終わって、わたしは大学2年生になったわけです。
最近春を迎えるのがなんだか怖い。
どんどんどんどんわたしは大人になってゆく。
自らの意思とは関係なしに。
先の事を幾ら考えたって無駄な気がしてきた。
頑張っていれば報われると信じて疑わない事も、自分が社会人になって家庭を築く事も、愛しい人達に囲まれて死を迎える事も、何時か必ずあるってどうして思えるのだろう。
神サマと契りを交わしたわけでもない。
何もかもが馬鹿馬鹿しくなってきた。
髪を好きな色に染める事。
耳にピアスを開ける事。
何時か困るよ、っていう人がいるけど、今さえ満足できればそれでいい。
だから否定的な声に耳を貸すのはやめようと思う。
若いうちにしかできないやりたい事なら我慢しない事にした。
誰かは間違ってるっていうかも知れない。
けれど、わたしの代わりをその誰かがしてくれるわけじゃないんだし。